【 福 島 の 風 光 】
 郷里である伊達市(旧伊達町)を中心に、風光明媚な福島を紹介します。
伊達市は福島県中通り、県北に位置し、海に山に車で一時間程のロケーション。
吾妻連峰、相馬、会津、宮城県南部、山形県南部が行動範囲。
訪れた地域の食や伝統文化、郷土史にも触れられたらと思います。

2016年10月3日月曜日

【第八十六回】磐梯吾妻スカイラインと浄土平、桶沼




 2016年10月1日、8時20分頃に伊達を出立し、磐梯吾妻スカイラインへ向かった。

 磐梯吾妻スカイライン|一般社団法人 福島市観光コンベンション協会公式
 http://www.f-kankou.jp/cgi-bin/f-kankou/asobu/page.cgi?id=10

 災害復旧工事が完了して再開通となった7月21日に訪れて以来となる。
 その時の様子は【第八十一回】に記してある。

 【第八十一回】磐梯吾妻スカイラインの再開通と浄土平
 http://onotoshiaki.blogspot.jp/2016/07/blog-post.html







 8時46分、吾妻山が晴れてきた。
 正面に見える線路は、福島駅から日本海側を走って青森駅に通じているJR奥羽本線(「伊達〜磐梯吾妻スカイライン〜浄土平湿原と桶沼」地図B)。




 山道を登って、9時に高湯温泉を通過。

 高湯温泉|高湯温泉観光協会 高湯温泉旅館協同組合
 http://www.naf.co.jp/azumatakayu/welcome.stm




 9時2分、磐梯吾妻スカイラインの高湯側ゲートを通過した。
 以前はここに料金所があった。




 9時16分、「つばくろ谷」に架かる不動沢橋(「伊達〜磐梯吾妻スカイライン〜浄土平湿原と桶沼」地図C)から谷底を眺め下ろす…。
 前エントリの【第八十五回】はちょうど見頃だったので、そちらをご覧ください。^^

 【第八十五回】紅葉の磐梯吾妻スカイラインから旧土湯街道
 http://onotoshiaki.blogspot.jp/2016/09/blog-post_25.html




 橋の上から福島盆地を一望。
 中央に信夫山が見え、平地では田んぼが黄褐色に浮かび上がる。




 9時25分、「天狗の庭」(「伊達〜磐梯吾妻スカイライン〜浄土平湿原と桶沼」地図D)に到着。
 ポツポツと色づいてはいるけれど…。
 三角の山が吾妻小富士。




 9時32分、「かもしか沢」(「伊達〜磐梯吾妻スカイライン〜浄土平湿原と桶沼」地図E)もまだのようだ。
 手前の縦筋があるのが「百足(むかで)山」、右の白い岩肌は「霜降」と呼ばれている。








 霜降の崩れ防止柵は、鉄骨が赤く錆びている。




 この辺りには、火山性ガスの注意を促す立て看板が点在している。




 「賽の河原」(「伊達〜磐梯吾妻スカイライン〜浄土平湿原と桶沼」地図F)と呼ばれる原野では草紅葉が始まっている。
 正面に吾妻小富士。






 吾妻小富士への登り始めから「賽の河原」を眺める。
 コブが並ぶ正面の山が「駱駝山」。




 同じ道を走る白いランボルギーニを、YouTube「福島県公式チャンネル」で見ることができる。

 ほんとうの空へ続く道 (Road to The Sky) | 4K,Japan
 https://youtu.be/hTY2ZiJBzWc

 福島県公式チャンネル
 https://www.youtube.com/user/PrefFukushima




 9時40分、浄土平(「伊達〜磐梯吾妻スカイライン〜浄土平湿原と桶沼」地図G)に着いた。
 駐車料は410円。




 駐車場は車で埋まりつつあった。






 浄土平湿原(「伊達〜磐梯吾妻スカイライン〜浄土平湿原と桶沼」地図H)は草紅葉。
 右が一切経山、正面が蓬莱山、左が東吾妻山。

 浄土平湿原散策|浄土平ビジターセンター
 http://www.bes.or.jp/joudo/vc/sansaku/course1.htm




 10時頃、木道を左に歩いて、奥にある斑色の木立に囲まれた桶沼(「伊達〜磐梯吾妻スカイライン〜浄土平湿原と桶沼」地図I)を目指した。






 磐梯吾妻スカイラインの道路を横切って、桶沼へ通じる山道を歩く。






 山道ではムシカリが実っていた。

 ムシカリ(オオカメノキ)|四季の山野草
 http://www.ootk.net/cgi/shikihtml/shiki_285.htm







 10時15分、桶沼着。
 ちょうど見頃だった。

 桶沼コース|浄土平ビジターセンター
 http://www.bes.or.jp/joudo/vc/sansaku/course3.htm










 振り向くと、正面に一切経山が噴煙を上げている。






 桶沼も、上から見ると火山の噴火口であることがわかる。(写真は【第八十四回】より)
 周囲を森に取り囲まれていることから、吾妻山に点在する噴火口群の中でも、古い時代のものではなかろうか…。

 【第八十四回】秋の吾妻山ハイキング 鎌沼〜一切峡山〜五色沼
 http://onotoshiaki.blogspot.jp/2016/09/blog-post.html



 10時25分、浄土平湿原へ戻るため来た道を下った。




 ハナニガナ|四季の山野草
 http://www.ootk.net/cgi/shikihtml/shiki_642.htm




 シラタマノキ|四季の山野草
 http://www.ootk.net/cgi/shikihtml/shiki_1074.htm




 再びスカイラインの道路を横切り、浄土平湿原の木道を時計回りに歩いた。
 正面が桶沼の木立。




 クロマメノキ|四季の山野草
 http://www.ootk.net/cgi/shikihtml/shiki_1314.htm




 吾妻小富士の上で、お鉢周りをする人が見える。




 一切経山から流れ出たのか、硫黄のような臭いのする水が湿原の一部に流れ込んでいた。




 黄色く染まった蓬莱山から、鎌沼方面へ向かうハイカーと度々すれ違った。



 10時45分、浄土平を発った。
 次の目的地は道の駅「裏磐梯」だ。







 磐梯吾妻スカイラインを土湯側へ下りて、10時58分「双竜の辻」と呼ばれる名勝地より100mほど手前の沢が流れている場所(「浄土平〜道の駅裏磐梯〜喜多方〜ひめさゆり浪漫館」地図B)から安達太良山を眺めた。
 ここは木立の邪魔がない。




 磐梯山も雲に隠れず出迎えてくれた。




 中央奥に猪苗代湖が横たわる。
 その向こう側の山々まで一望できた。




 11時15分、「天風境」(「浄土平〜道の駅裏磐梯〜喜多方〜ひめさゆり浪漫館」地図C)からの眺望。
 正面に高山があり、その真下に「幕滝」が見える。




 交通量も増えてきた。






 11時17分、こちらは少し下った所で、山の隙間より見る「幕滝」(「浄土平〜道の駅裏磐梯〜喜多方〜ひめさゆり浪漫館」地図D)。
 バス停があり「天風境」より少しだけ滝が大きく見える。

 なお、2016年10月19日の「磐梯吾妻スカイラインと浄土平、桶沼」の様子は、叔父が撮影した動画に記されている。





 磐梯吾妻スカイライン土湯側ゲート(「浄土平〜道の駅裏磐梯〜喜多方〜ひめさゆり浪漫館」地図E)を過ぎて、県道30号線のT字路にぶつかったら右折。
 廃墟となっている横向ロッジを過ぎ、箕輪スキー場の駐車場の横を通って、国道115号線に出た。




 さっきとは違う目線で見上げる磐梯山。
 猪苗代町の集落をいくつか過ぎた後、右角にセブンイレブン(「浄土平〜道の駅裏磐梯〜喜多方〜ひめさゆり浪漫館」地図F)がある最初の信号機で右折、国道459号線に入った。




 磐梯山の噴火でできた大小の湖群の湿地帯を走り、桧原湖の西側を北上する。
 穏やかな秋晴れになった。




 12時5分、道の駅「裏磐梯」(「浄土平〜道の駅裏磐梯〜喜多方〜ひめさゆり浪漫館」地図G)に着いた。
 前方に横たわるのが桧原湖。

 裏磐梯観光 道の駅裏磐梯
 http://www.michinoeki-urabandai.com




 ここでは磐梯の高原野菜が入手できる。
 大根や里芋などを調達した。




 毎度お約束の「森のアイス工房」のジェラートをなめつつ小休止。

 森のアイス工房
 https://tabelog.com/fukushima/A0705/A070502/7002057/



 12時30分、国道459号線を西へ走り、大塩裏磐梯温泉を抜けて喜多方市へ向かった。
 この辺りでは温泉水をろ過した山塩が精製されている。

 会津山塩企業組合
 http://aizu-yamajio.com/index.php

 大塩裏磐梯温泉|ふくしまの旅
 http://www.tif.ne.jp/jp/spot/spot_disp.php?id=4470


 喜多方市街に入り、国道121号線との十字路で右折、北上して米沢経由で帰路に着く。




 青空が広がる中、飯豊山にだけ雲が纏わりついていた。




 13時15分、喜多方市熱塩加納町にある「ひめさゆり浪漫館」(「浄土平〜道の駅裏磐梯〜喜多方〜ひめさゆり浪漫館」地図H)で、天ざるそばの昼餉にした。
 カラッと揚がった天ぷらと、そばがキンキンに冷やされていて美味しい。

 ひめさゆり浪漫館|産直ごーごー
 http://sanchoku55.com/fukushima/sanchoku/703/






 いくつかのトンネルを抜けて、山形県米沢市に入った。
 最近は、稲を刈るのと同時に脱穀、選別をして、そのまま籾を袋詰めする一台がまるごと工場のようなコンバインがあるので、こうして刈り取った稲を積む風光も、珍しくなっていくのかも知れない…。

 刈り取り・脱穀|くぼたのたんぼ
 http://www.tanbo-kubota.co.jp/foods/watching/39_1.html



 おまけ。




 夕餉は、道の駅「裏磐梯」で入手した大根と里芋を使った豚汁。  唐辛子をかけて温まる上に、おかずとしてご飯も旨い。







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