【 福 島 の 風 光 】
 郷里である伊達市(旧伊達町)を中心に、風光明媚な福島を紹介します。
伊達市は福島県中通り、県北に位置し、海に山に車で一時間程のロケーション。
吾妻連峰、相馬、会津、宮城県南部、山形県南部が行動範囲。
訪れた地域の食や伝統文化、郷土史にも触れられたらと思います。

2016年10月23日日曜日

【第八十八回】天元台高原空中散歩と西吾妻の紅葉2016




 前回のエントリには、昨年2015年10月12日に訪れた天元台高原から西吾妻スカイバレーの紅葉の様子を記した。

 【第八十七回】天元台高原から西吾妻スカイバレーの紅葉
 http://onotoshiaki.blogspot.jp/2016/10/blog-post_13.html


 今回は、今年2016年10月21日に同じルートを巡った時の様子を記してみよう。
 昨年より9日遅く、標高の高い所ではすでに落葉した木々もある。
 が、まさに「散り際の美」を堪能することができた。




 8時35分に伊達を出、国道399号線を飯坂温泉街へ向けて走る。
 福島市東湯野の辺りからは、中腹を薄っすらと色づかせている吾妻連峰が見えた。




 なお、移動ルートは【第八十七回】【第五十八回】も併せて参考にしてください。

 【第五十八回】雪解けの西吾妻スカイバレーと北塩原村の桜峠
 http://onotoshiaki.blogspot.jp/2016/03/blog-post_25.html




 山形県米沢市の水田は、ほぼ刈り取られていた。




 9時30分、県道151号線、直江石堤(直江堤公園)の横を走る。

 直江石堤|城下町ふらり歴史探訪
 http://onotoshiaki.blogspot.jp/2016/03/blog-post_25.html




 県道2号線を行き、9時45分、白布温泉に到着。
 天元台高原ロープウェイ湯元駅の駐車場に車を停め、発券所で往復チケットを購入(1,500円)。
 10時発に乗り 空中散歩の始まりだ。

 天元台高原
 http://www.tengendai.jp




 上りは見納めの紅葉を目当てに訪れた観光客で満員だった。








 10時8分、天元台高原駅着。
 出てすぐの眺めも最高。




 落葉の様子を見てから、リフトに乗るかどうかを決めることにしていた。
 風も穏やかなので上まで行くことにし、「しらかばリフト」乗り場でチケットを購入。
 「しらかばリフト」「しゃくなげリフト」「つがもりリフト」と3本を乗り継いで、北展望台(1,820m)まで往復2,100円。










 10時23分、「しらかばリフト」を降り、中吾妻展望台へ歩く。




 山肌が褐色に燃えていた…。




 左下部に白い滝筋が見える。




 最上川の源流の一つ「明道の滝」だ。




 10時25分、「しゃくなげリフト」に乗り、さらに上へ。








 昔、天元台高原スキー場に滑りにきた際に休憩した(と思う)レストハウス「ホワイト」。




 10時37分、3本目の「つがもりリフト」に乗って、西吾妻山の山頂が近づいてきた。

 10時48分に終点「北望台」(1,820m)に到着。
 西吾妻山山頂へは、さらに約2時間ほど歩く。

 コースのご案内|天元台高原
 http://www.tengendai.jp/green/couse.html




 「五名峰展望台」へ行くのに、足場の悪い木段を歩き、梯子をよじ登った。
 展望台の柵を兼ねた板には、その方角に見える山の名と標高が彫り込まれている。




 「五名峰展望台」からの眺望。
 展望台の左手より、中央にある尖った山が大日岳(花の百名山:2,128m)。
 その右の高い山が飯豊山(百名山/花の百名山/東北百名山:2,105m)である。

 大日岳|登山情報サイトYamakei Online
 http://www.yamakei-online.com/yamanavi/yama.php?yama_id=245

 飯豊山|登山情報サイトYamakei Online
 http://www.yamakei-online.com/yamanavi/yama.php?yama_id=244




 視界を少し右に振って、正面やや右にあるギザギザの山は祝瓶山(三百名山/東北百名山:1,417m)だと思われる(違っていたらご指摘ください)。
 その少し右にある尖った山が大朝日岳(百名山/花の百名山/東北百名山:1,871m)。

 祝瓶山|登山情報サイトYamakei Online
 http://www.yamakei-online.com/yamanavi/yama.php?yama_id=238

 大朝日岳|登山情報サイトYamakei Online
 http://www.yamakei-online.com/yamanavi/yama.php?yama_id=237




 視界をもう少し右に振って、中央にある山が月山(百名山/花の百名山/東北百名山:1,984m)。
 その右に鳥海山(百名山/花の百名山/東北百名山:2,236m)があると板には彫り込まれているけど、どこなのかはわからなかった。

 月山|登山情報サイトYamakei Online
 http://www.yamakei-online.com/yamanavi/yama.php?yama_id=232

 鳥海山|登山情報サイトYamakei Online
 http://www.yamakei-online.com/yamanavi/yama.php?yama_id=185




 そして最後に視界の右端、中央にあるなだらかな山が蔵王山(百名山/東北百名山:熊野岳1,841m)。
 蔵王に登った時のことは【第十一回】に記してある。

 蔵王山|登山情報サイトYamakei Online
 http://www.yamakei-online.com/yamanavi/yama.php?yama_id=212

 【第十一回】蔵王 山形・熊野岳と宮城・御釜
 http://onotoshiaki.blogspot.jp/2013/10/blog-post_5887.html


 「五名峰」とは、飯豊連峰、朝日連峰、出羽三山、出羽山地、蔵王連峰の五つを指すのだろうか…。




 「五名峰展望台」から下りる際に、足元に霜柱があるのに気がついた。
 もう来週辺りからは冬支度が始まる。




 薄雲が広がり、肌寒さを感じるようになったので長居は無用。
 11時5分に、リフトを下った。
 スキーでリフトに乗って山を上ることはあっても、下るのは初めてで、これはこれで新鮮だった。
















 11時48分、天元台高原駅に戻った。
 12時ちょうど発の下りに乗る…。












 リフトとロープウェイを乗り継いだ映像はこちら。

 快適な空中散歩だった。






 県道2号線に戻り、途中から「西吾妻スカイバレー」へと名が変わる観光道路を走って白布峠(「白布温泉〜国道115号線土湯トンネル西」地図C)に向かった。
 行く先々の車が停められる場所では、紅葉を楽しむ人で賑やかだ。




 不動滝には近づけなかったけど、春先の雪解け水を吐き出す様子は【第五十八回】で見ることができる。

 不動滝|やまがたへの旅
 http://yamagatakanko.com/spotdetail/?data_id=268




 12時23分、白布峠の手前にある錦平展望所(「白布温泉〜国道115号線土湯トンネル西」地図B)に到着。
 息を飲む彩だった。












 奥にあるのが西吾妻山(百名山/花の百名山/東北百名山:2,035m)。

 西吾妻山|登山情報サイトYamakei Online
 http://www.yamakei-online.com/yamanavi/yama.php?yama_id=219






 12時17分、白布峠の駐車場は満杯だったので、通り過ぎた。
 この先にも、磐梯山と桧原湖を一望できる場所はある。




 木立の隙間から桧原湖が顔をのぞかせる。




 裏磐梯の峰々はどこまでも燃えているようだった。




 左端に磐梯山。




 西吾妻山から紅葉が零れ落ちる。






 12時36分、磐梯山と桧原湖(「白布温泉〜国道115号線土湯トンネル西」地図D)。




















 12時46分、麓まで下りてきた。




 12時50分、「みつこ直売店」(「白布温泉〜国道115号線土湯トンネル西」地図E)でナメコを入手。

 みつこ直売店|休暇村 裏磐梯
 http://www.qkamura.or.jp/bandai/news/detail.asp?nId=302




 12時55分、「みつこ直売店」の先にある「民宿直売所」(「白布温泉〜国道115号線土湯トンネル西」地図F)では、太い大根を手に入れた。




 この辺の直売所では、買い物したお客に大根となめこの味噌汁が無料で振る舞われる。
 一杯すすって温まった。






 13時6分、桧原湖を右手に見ながら県道2号線を南下した。




 桧原湖を始めとする裏磐梯の大小の湖や沼は、1888年の磐梯山(1,816m)の噴火によって作られた。

 磐梯山|登山情報サイトYamakei Online
 http://www.yamakei-online.com/yamanavi/yama.php?yama_id=228






 その噴火口の造形が、爆発の威力を物語っている。

 1888 磐梯山噴火|災害教訓の継承に関する専門調査会報告書 平成17年3月
 http://www.bousai.go.jp/kyoiku/kyokun/kyoukunnokeishou/rep/1888--bandaisanFUNKA/


 裏磐梯の湿地帯を抜けて国道459号線に出、左折して磐梯山の東側を南下する。




 秋元発電所(「白布温泉〜国道115号線土湯トンネル西」地図G)の横を抜け、国道115号線と接するT字路で左折、福島方面に向かった。

 秋元発電所|会津地域産業観光ガイド
 http://aizu-industrial-tourism.com/spot/spot-43/




 安達連峰の箕輪山(1,728m)からも、紅葉が流れ出ているようだった。

 箕輪山|登山情報サイトYamakei Online
 http://www.yamakei-online.com/yamanavi/yama.php?yama_id=225



 おまけ。




 あづま運動公園の近くにある「ささき牧場カフェ」に初めて寄ってみた。
 ささき牛乳ソフトクリームは、さっぱりして美味。
 ドライブや運動の後に、この優しい甘さは良いかも。

 ささき牧場カフェ
 http://sasakicafe.com




 晩酌は、会津の酒「會州一 純米酒」で、早稲沢で入手した高原大根の「ひきないり」。
 これだけで酒2合は進むこと請け合い。

 会州一蔵
 http://aizusake.jp/kuramoto#kaisyuichi






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