【 福 島 の 風 光 】
 郷里である伊達市(旧伊達町)を中心に、風光明媚な福島を紹介します。
伊達市は福島県中通り、県北に位置し、海に山に車で一時間程のロケーション。
吾妻連峰、相馬、会津、宮城県南部、山形県南部が行動範囲。
訪れた地域の食や伝統文化、郷土史にも触れられたらと思います。

2014年8月16日土曜日

【第四十六回】相馬の海と塩浜ラーメン



 2012年1月4日。




 梅の枝にはモズの保存食?

 「モズの早贄(はやにえ)」と呼ばれる習性。
 冬の食料確保が目的とも考えられるけど、そのまま放置されることも多く、後になって食べられることは少ないらしい…。

 百舌鳥(もず)|生きもの歳時記 万葉の生きものたち
 http://www.bioweather.net/column/ikimono/manyo/m0510_2.htm



 正月休みの最後は、相馬に出かけることになった。






 国道349号線で阿武隈川沿いを下り、宮城県丸森町を抜けて、相馬に入った。

 【第四十一回】伊達市梁川から宮城県丸森町へ ゆるやかに流れる阿武隈川
 http://onotoshiaki.blogspot.jp/2014/03/blog-post_6.html



 そのまま相馬港を目指して走る。
 この辺りは新地町との境。

 ねじ曲がったガードレール、傾いた道路標識、何かの建物の基礎…。
 海岸沿いに並んでいた緑がなくなった。
 被災して一時稼働を停止していた新地発電所に近づくと、津波の爪痕が其処彼処に見られた。

 相馬共同火力発電株式会社
 http://www.somakyoka.co.jp





 昔、海水浴に来た、原釜尾花海水浴場付近は、未だこのような状態。
 http://g.co/maps/y2hjm






 今は、静かな海。

 合掌…。





 新地発電所から煙が上る。



 相馬市ポートセンター付近にも廃墟が残っていた。



 海苔の養殖が盛んだった松川浦が、美しく佇む。

 【第二十七回】相馬 原釜尾浜海水浴場と松川浦
 http://onotoshiaki.blogspot.jp/2013/11/blog-post_8563.html






 道の駅「そうま」。
 http://www.thr.mlit.go.jp/road/koutsu/roadstation/fukusima/fu08.html



 被災地にお金を落とそうと、いつもより多目に土産を買った。







 塩浜ラーメンを食す。
 580円なり。

  

 サッパリした塩味。
 海苔、岩海苔、とろろ昆布の風味がいい。
 様々な気持がこもった味わい、に思える。






  15時を過ぎ、県道270号線経由で国道115号線を伊達に戻った。






 山を越えると飯舘村。



 伊達の夕空。

 両親の重い腰を上げさせ、連れ立ったのはよかった。
 度々海苔や干物を買いに相馬を訪れていたが、震災以来、気の毒で海の方へは行けない思いがあったようだ。
 道の駅で産物を買い、これでまた来られるとのこと。
 踏ん切りというか、まぁ、いろいろと複雑なのである…。

 多くの皆さまにも、ぜひ訪れていただきたいと思います。












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